北の大地で研修中 ニポラー日記
家庭医・総合医をめざして北海道の各地でニポラー(ニポポ研修医ニポポ研修OB)が活躍中です。 そのニポラー(研修医とOB医師)と指導医の日記です。楽しんでお読みください 。
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2010
10,24
10:09
女性と医療
CATEGORY[未選択]
秋晴れが続いている。北海道はそろそろ冬を迎える頃で、街路樹の葉の色は赤や黄色で賑やかである。通勤にはユニクロのフリースを使っている。車のタイヤも冬用に変えねばならない。冬眠準備に忙しい季節である。
少子化がときどき話題になる。曰く、「フランスでは合計特殊出生率が2を超えている」とか「日本でも女性が働きやすい環境を」とか「古い因習にとらわれず社会参画を」など。そして「育メン」がもてはやされたりする。
僕は思うのだが、晩婚化は社会の流れだから止められないのは自明ではないか。そのもっとも大きな原因は女性を含めた社会全体の高学歴化、高教養化だ。大学を含める高等教育を受けるとするとそれなりの年齢までは勉強しなければならない。教育を受ければ、授かった知識や技術を利用してみたいと思うのは当然である。そして社会が晩婚化する、すると子供が少なくなる。
また高等教育には金がかかる。子供手当は古い世代にだけばらまきをするよりなんぼか正しい政策だと思うが、それだけで全部済むほど世の中は甘くない。一人当たりにかかる金額が上昇すれば、子供を増やせないという事情もある。
そういった社会全体のひずみを女性にだけ押し付けるのは誤りだ。管理職にさえなかなかなれない社会構造の中で女性はよく頑張っていると思う。上から目線でそう思うのではなくて、男性として応援したいと思う。
そして医療。医療の世界は女性になかなか辛いのではないかと思う。古くから在るのは看護師さんの世界だが、これも子育てと両立はたいへんそうだ。シングルマザーで頑張っている人も散見するが、よく勤まるなあと感心する。医者も同じ。医者だと大勢の中のひとりになりにくい。無勢の中のひとりなので、休みにくいし、医者はこうあるべきというイメージが患者だけでなく医療者の中にもあるので、それを個人で打ち破るのは至難と思う。
日本は新没落国と思う。これからは医療の世界ならずとも傑出したリーダーは出ないだろうし、また不要と思う。これからはより個人や社会、共同体同士の関係性を重視した支え合いの時代となるだろう。悪く言えば傷のなめ合いをするような時代。それでいいじゃないか。我々は女性や何やという立場を超えてみんなで助け合える社会を目指したい。
選挙演説のようになってしまった・・・ニポポでした。
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