北の大地で研修中 ニポラー日記
家庭医・総合医をめざして北海道の各地でニポラー(ニポポ研修医ニポポ研修OB)が活躍中です。 そのニポラー(研修医とOB医師)と指導医の日記です。楽しんでお読みください 。
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2010
11,26
12:22
青森紀行2
CATEGORY[未選択]
札幌駅に着く。意外に寒い。温度計を見ると
8
度だった。十月はもう冬の入口だ。温かい飲みのもが欲しくてキオスクに行く。もちろん簡易型の熱燗が欲しかったのだが、残念ながら置いていなかった。仕方ないので割ってある焼酎(
15
度くらい)を2合買った。つまみには豆を買った。
はまなすはすでに到着して私を待ってくれていた(ように感じた)。雄姿をデジカメに収める。まあ阿房列車だ。百鬼園先生には及ばぬが半分目的があって半分目的がないようなものなので気ままに旅しようと思う、そういう決意をする。
車内は静かで暖かい。七割くらい人入りか。大人が多くて、部活の遠征とおぼしき集団以外、子供はいない。
最初に車内放送が入って、これ以降朝まで放送は入りませんと宣言していた。まあそれで困ることはない。日本の列車はいろいろと放送が入りすぎてうるさくて困るから私には丁度いい。タイやロシアで列車に乗った時はそこがどこなのか分からなくて困ったが、今回はそんなことはないだろう。青森は終点だし。
荷物をまとめてシーツを敷き、寝床を作る。そして酒を空ける。いい気持ちだ。すべてを忘れて旅に出る。すべてに感謝。
私はこの旅行でとにかく本がたくさん読みたかった。浅田次郎が何かのエッセイで私は書くのと読むのとどちらか選べと言われたら読む方を選ぶ、というようなことを書いていたと思うが、その通りだと思う。あのストーリーテラーの浅田次郎だってそう言うのだ、読書は止められないのだ。しかし、現代人を演じていると静かに読書する時間と言うのはありそうでなかなかない。こんな旅行のひとときは私にとって絶好の読書の機会なのである。ちなみに先述の浅田次郎も仕事を早く終わらせたら温泉に独りで投宿して、酒を飲みながら読書するという。どなたも同じである。
列車の中で私は「道草」を紐解いた。恥ずかしながら夏目漱石をあまり読んだことがなくて、「こころ」を読んだらたいへんよかったので買って来たのだ。列車は新札幌を過ぎ、闇の中を走る。酒はすでに
2
本目(実は発車前に一合飲んでしまった)。しばらく読み進むと列車が揺れているのか、自分が揺れているのか分からなくなってきた。ふだん
2
合くらいで酔うことはないのに、電車の揺れに合わせてまわるのが早まったか。そのとき急にがたんと列車が揺れて
4
分の
1
くらい残っていた焼酎をシーツにこぼしてしまった。無念。シーツは酒臭い。仕方ないのでシーツを丸めて(
JR
さんごめんなさい)、歯磨きして不貞寝した。
23
時頃だった。(続く)
[2回]
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