北の大地で研修中 ニポラー日記
家庭医・総合医をめざして北海道の各地でニポラー(ニポポ研修医ニポポ研修OB)が活躍中です。 そのニポラー(研修医とOB医師)と指導医の日記です。楽しんでお読みください 。
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2010
11,29
12:09
青森紀行3
CATEGORY[未選択]
翌日は放送で目覚めた。
5
時
10
分頃か。すでに乗客は降車の準備をもぞもぞと始めている。私もそれに倣った。
5
時
39
分。定刻通り青森到着。「はまなす」ありがとう。また乗るからね。記念撮影してお別れ。あたりは仄明るくなってきたころ。接続の弘前行き列車の写真を撮ったりした。それにしてもやることがない。そして寒い。
事前に周到にガイドブックを熟読し、駅前の
AUGA
という施設の地下にある市場が開いていることを把握していたので、そちらに向かうことにした。街を歩く人影もない。しかし、青森に着いたことで私はひとりで興奮していた。頭の中ではドリカムがリピートしていた。
AUGA
に到着。市場もまだ準備中といった様子だった。次々に運ばれる蟹やらホタテやらの海産物を眺める。あと何時間かすると誰かの胃の中におさまるのだろう、なんとなく切ない。
何件か食道があったが、そのうちの一軒が開店していた。そこに入る。目の前に様々な魚介類が並べられている。他人が食べる魚は可哀そうだが、自分が食べる魚はうまそうだ。ウニやイクラを頼もうかとも思ったが、早朝なので鰊定食を頼んだ。さすがにうまい。脂がのってとてもいい。烏賊のぬたもこんなに柔らかいのかと感動するほど。よく味が染みわたって口の中に豊饒な青森が広がっていく。
朝から満腹になって少し残した。
それからまたしてもやることがなくなってしまった。街をぶらぶら歩くと国道に出た。そこに「まちなかおんせん」という看板があった。センターホテルというホテルに併設された温泉らしい。この時間でも営業している。そういえば昨日はシャワーもしていない。いい暇つぶしと思って入った。
中はこざっぱりと明るい感じで、温泉もたいへんよかった。
7
時前と言うのに、宿泊客も多いと思うが、結構な人出だった。汗を流して風呂から上がり、隣接する休憩所でテレビを見たり、新聞を読んだりして休憩。いつしか眠ってしまった。
起きると
9
時前。これはいけない、せっかく来たのに。観光をせねば!
池澤夏樹のエッセイで私がしてきたのは旅ではない、観光だというのがあったようななかったような。しかしそりゃそうだ、と思う。人生すべからく旅であるように例えるのは「道」好きな(茶道とか剣道とか)日本人の悪い癖だろう。旅行なんて物見遊山が基本。興味のおもむくままあっちへキョロキョロ、こっちへキョロキョロする旅
=
観光ほど楽しいものはないのである。
というわけで観光のスタート。レンタサイクルが一日
300
円という安さで借りられるので、それを利用する。かさばる荷物はコインロッカーへ入れ、さあ、出発だ。
(続く)
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