北の大地で研修中 ニポラー日記
家庭医・総合医をめざして北海道の各地でニポラー(ニポポ研修医ニポポ研修OB)が活躍中です。 そのニポラー(研修医とOB医師)と指導医の日記です。楽しんでお読みください 。
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2010
06,18
12:23
医師雑感
CATEGORY[未選択]
平均的な医師・・・というのもあまり居ないかもしれない。場の設定というか、環境によって働き方を変えるのが医師の特殊な(変な)ところと言える。つまり勤務医、開業医、研究職、行政、衛生・・・とただでさえいろいろあるところに、例えば勤務医なら急性期病院、慢性期病院、各種施設、大学・・・とこれまた細分化されている。最近はフリーランスなる新たな職種も登場し、たいへんだ。
と、ここまで書いて我が労働を振り返ってみる。急性期病院といえば、そうでもあるが慢性期病院と言われればそうでもある「地域」の病院。地道に地域医療を実践している(つもり)。患者さんに満足してもらえる、疾患の治療だけにとどまらず家族や地域を単位とするケアにつなげられないかとそれなりに模索している。なかなか機会には恵まれないが傲慢になってはいけないので、患者さんからもときにどういった医療が望ましいのか聞いてみたいと思う。
ひとつ思うのだが、細切れにならない医療が本当は望ましいのだろうな、と思う。つまり最近は開業医さんと病院が紹介状を持って行き来する病診連携や病院同士でもお互いの得意分野を生かして紹介する病病連携がひとつの医療の主流となっていて、それは確かに医療費を効率的に使うためでもあり、またとても合理的なことではあるけれど、なんだかやっていて割り切れない部分もある。実際、外来で開業医さんに行ってくださいね、と言うと嫌な顔をする患者さんもたくさんいらっしゃる。それはそうだろう、せっかくおなじみになって安心して信頼して病院に通っているのに見放すのか?ということになる。言ってる私も辛いのです。どうぞご理解を、と諸先生の代弁をしたくなる。といって外来に人があふれる大きな病院にすべての患者さんを受け入れることは到底出来なくて困ってしまう。
どの分野の方も同じと思うが、理想とするものに近寄れないもどかしさはたいへんに悩ましい。こと地域であなたとともに、という医療を目指してきたのでそういう気持ちになる。最近は上記のような例に限らず、思うようにいかないことも多い。
しかし自己反省。いつでもどこでも喜んで、という医師にも又、僕はなれない。やはり個人の生活もあるし、やっぱり日々が疲れる。どうしても家に帰れば家の環境に甘んじ、「あなた」が困っていても、私も困ってしまう。かっこいいこと言ってもやはり限界があって、出来ないことは出来ない。自分の中に矛盾を抱えながら医療を行っている。
みんなが疲れずに持続的になんとかなって、かつ周囲にわかりやすく仕事は出来ないものか。そんな都合のいい仕事はないのか・・・。
分かりやすく「あなたを診る」医師になりたいなあ、と思う今日このごろでした。
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